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萬駄屋 #2:キーパーソンがそろう

萬駄屋 #2:キーパーソンがそろう

2021年04月24日

移動販売型のローカルメディアを展開するには、店舗運営のノウハウを持っていて、地域の活動ともつながっていて、商品の目利きもできて、行動力もある人が必要だと思った。

そんな人、いる?

いた 笑。

つむぎさんだ。さっそくアポをとって、スパイスアップのメンバー久保田さんと一緒にコンセプトを説明。そしたら「面白そう!まずはやってみましょうよ。車は私のを使えばいいし」と即答してくれた。彼女とは以前から顔見知りだったけれど、話すようになったのは、別件を通じて直近4カ月ほど。その4カ月はこのプロジェクトのためだったのではないかと思うくらいだ。

彼女が店主を引き受けてくれることになり、「”御用聞き”っぽさを出す前掛けが欲しいね」「地元のちょっといいモノを紹介したいね」などと3人でアイデアを膨らませ、実証実験を始めることになった。

そして、すすき野団地の小柴さんに電話して翌週の打合せを設定。小柴さんには以前、移動販売のことを話していた。電車からはバス圏内で、築50年近く、800世帯以上もが暮らす団地であるということに加えて、団地再生に向けて小柴さんが様々なプロジェクトを展開している場所でもあり、一緒にやれたら面白いと思っていたからだ。

これで、店主と出店先という重要なパートに実行力のあるキーパーソンがそろった。

地域の人や団体の活動を応援してきたスパイスアップは、この6年間で様々な団体とコラボしてきた。「コラボしてなんぼだ」と思ってきたくらいだ。しかし外からはどうにもならないこともある。それは、相手の組織内でのコンセンサスだ。担当者が承認や合意をとれないと、実行に移せない。担当者レベルでは「いいね」「面白いね」と話していても、いざやろうとすると社内から、前例のないことをやりたがらなかったり、リスクをとりたくなかったりする人の声が勝ってしまうことは、大きな組織ほど多い。担当者が内部を説得できるか、意思決定者に支持してもらえているか、がとても重要だ。

今回のプロジェクトは、私たちを「販売業者」と捉える出店先とは、いくら課題を抱えているところでもできないだろうと思っていた。だから、小柴さんに真っ先に相談したかったのだ。

小柴さんは、私たちのアイデアに「まずはやってみましょう」と言ってくれ、その場で5月21日(金)の開催が決定。すでに開催当日まで1カ月を切っていた。

カシワギ